一般社団法人斜面防災対策技術協会 富山支部
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2013斜面防災対策技術講演会を開催します。

開催の趣旨

 近年のゲリラ豪雨などにより山腹斜面が大きく崩壊する「大規模崩壊」と呼ばれる土砂災害が多数発生しています。一昨年9月の近畿地方台風12号、昨年7月の九州梅雨前線豪雨での被害の原因も「大規模崩壊」が引き金になったといわれています。ここ富山県においても江戸期には、立山カルデラの大鳶、小鳶の大崩壊が常願寺川流域に多くの被害をもたらしました。

 国外では、2009年の台湾・高雄県小林村で起きた死者500人を超える大地震被害で「大規模崩壊」が大きく関与したのは記憶に新しいところです。

 本講演会が、今後多発が危惧される「大規模崩壊」の崩壊のメカニズムや対策などの情報を県民の皆様や関係者と共有する一助となり、そして防災対策の視点から「大規模崩壊」についてハード、ソフト両面から考える機会となることを期待しております。また、特別講演では昨年日本で初めて確認された「立山氷河」について、技術報告では「立山・黒部」世界文化遺産登録に向けた取り組みなどの報告を予定しておりますので、多数のご参加をお願いします。

講習会の次第(開場 13:00)

開会(13:30)

挨拶 (社)斜面防災対策技術協会 富山県支部長 村尾 于尹

特別講演(13:35〜)

「立山連峰の積雪と氷河」
立山カルデラ砂防博物館 学芸課長 飯田 肇

基調講演(14:15〜)

「台湾・921地震教育園區〜防災教育の基地として〜」
台湾国立自然科学博物館 解説員 黄 嘉慧

休憩(14:50〜15:00)

基調講演(15:00〜)

「大規模災害と対応」
国土交通省北陸地方整備局 立山砂防事務所長 三上 幸三

技術報告(15:40〜)

「台湾中部1999年(集集)地震地すべりの現地を視察して」
富山大学大学院理工学研究部 教授 竹内 章
(株)村尾地研調査部 主任地質専門員 山田 洋正

技術報告(16:30〜)

「平成23年台風12号に伴う紀伊半島河道閉塞への対応」
共栄興業(株) 技術部係長 香川 真

技術報告(17:00〜)

「『立山・黒部』世界文化遺産登録に向けた取り組み」
富山県土木部砂防課長 椎葉 秀作

閉会の挨拶(17:30)

NPO法人富山県砂防ボランティア協会会長 本田 孝夫

写真展「台湾大地震と国内の被害状況」
「[立山・黒部]世界文化遺産登録に向けた取り組み」
「立山氷河」 等