一般社団法人斜面防災対策技術協会 富山支部
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令和3年度「労働安全衛生講習会」を富山県建設会館にて開催しました。

〇日 時
令和3年7月5日(月) 10時00分〜12時
〇主 催
 (一社)斜面防災対策技術協会富山支部、富山県地質調査業協会、富山県土木施工管理技士会
〇安全指導者
中央労働災害防止協会中部安全衛生サービスセンター北陸支所
〇健康指導者
全国健康保険協会富山支部
〇参加者
工事安全責任者、安全衛生委員会委員  24名
〇その他
コロナウィルス対策として、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保及び換気、アルコール消毒の配置などを行い実施

次     第

1 開会挨拶(10時00分)
 ・津嶋 春秋 安全衛生委員長
(斜面防災対策技術協会富山支部理事、富山県地質調査業協会長)

【挨拶】
昨日来の降雨により大雨警報が富山市内でも発令中であり、午後の工事安全パトロールについては、安全第一と考え中止とした。災害、そして健康も予知・予防をして万全を期すことが大切であり、今日の講習会の内容を会社に持ち帰って是非皆さんに話していただきたい。
2 講演(10時10分〜11時00分(50分))
 ・演題 「コロナ禍での熱中症対策について」
 ・講師 全国健康保険協会富山支部 保健師 平野 雅枝氏

【内容】
熱中症とは何かについて、「人間の体の構成と水分」や「熱中症が起こる要因」から分かりやすく説明をいただいた。続いて予防方法や、熱中症の対処方法のお話をしていただき、最後はコロナ禍では、マスクとの上手な付き合い方が必要との説明があった。
会場からの質問では、「一日のうちで体重測定して減れば熱中症の危険があるなどの予知方法があったが有効か?」、「スポーツドリンクと同量の水をとるのは同時でないとダメか?」について。
「体重測定は精度が低く有効ではない、のどが渇く前から少しずつ水分摂取することが大事」、「水は同時が望ましいが、少し間があっても飲まないよりは良い」との回答があった。
3 講演(11時00分〜11時50分(50分))
 ・演題 「労働安全の動向と課題」
 ・講師 中央労働災害防止協会中部安全衛生サービスセンター北陸支所
      安全・衛生管理士 小川 達也氏
【内容】
労働災害の発生状況や店頭などの発生原因についてのお話のあと、労働者人口構成の変化から高齢者の就業率が上がる中で、心身機能の低下を踏まえた職場環境と作業方法の改善についての説明があった。
途中全員で「閉眼片足立ち」を行い、何秒程度できるか事前に予測したものと実際の結果を比較して、結果が良くなかった人は、自身の能力を過信している傾向にあるなどの指摘もあった。最後に溶接ヒュームにかかる法改正(令和2年4月)についての説明があって終了となった。
 
4 工事安全パトロール 大雨警報発令中のため中止
・工事現場:大沢野町寺津地内の落石防護さく工事