1 開会挨拶(10時00分)
・桜井幹郎 安全衛生委員長
(斜面防災対策技術協会富山支部理事、富山県地質調査業協会長)
【挨拶】
心の健康は難しく、生活環境や人間関係によってハラスメントが発生する可能性もある。皆様は安全関係を指導する立場でもあり、指示を出す言い方ひとつで印象は変わる。 ストレスを与えない指示の仕方など本日学んでいただきたい。また、化学物質管理など、現場の安全に配慮した対策を心掛けてほしい。
桜井委員長挨拶
2 講演(10時10分〜11時00分(50分))
・演題 「心の健康を守るために」
・講師 全国健康保険協会富山支部 保健師 佐伯 聖子氏
【内容】
ストレスについて、「環境や心理的、身体的な要素から心や体が感じるプレッシャーである」と定義し、対処法として良い睡眠、バランスのとれた食事、ウォーキングなどの運動を挙げた。
また、自身や周りの人が症状を感じた場合は、専門家に相談するよう呼び掛けた。
講演の途中には座ったままできるストレッチを全員で行い、効果を実際に体験する場面もあった。
佐伯講師
3 講演(11時00分〜11時50分、50分)
・演題 「労働災害防止の気づき」(現場における化学物質管理)
・講師 中央労働災害防止協会中部安全衛生サービスセンター北陸支所
安全・衛生管理士 矢郷 徳康氏
【内容】
労働災害の発生状況について、近年の災害事例を紹介しながら、そこに潜む リスクについて、注意事項を説明された。
特にCO中毒では、集水性など立抗内の事故など協会員に関連した事例も紹介された。
また、令和4年からの化学物質管理に関する法改正の根本的な考え方や建設現場における化学物質管理者の役割などについて説明があった。
矢郷講師
受講風景
4 工事安全パトロール(13時50分〜14時50分)
・工事現場:中新川郡上市町東種横道地内の復旧治山(東種横道)山腹工事当日は、気温が34度近くまで上がる中、参加者の体調にも留意しながらの安全パトロールとなった。
現場事務所前の掲示物の確認の中では最新型のWBGT(暑さ指数計)がおかれていることや様々な掲示物に細やかな工夫がされていることを評価されていました。
現場事務所から工事場所の移動途中では、乗用車2台にしっかりと車止めがなされており座学で学んだことが実行されていると評価を受けました。
工事場所では、バックホーによる大型土のうの設置方法や重機の検査済証の確認などが行われました。
建設会館にもどって、現地で確認した内容を写真で示しながらご講評をいただきました。
現場確認の状況